タイトルコード |
1000101124932 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
古代日本の国家形成と東部ユーラシア<交通> |
書名ヨミ |
コダイ ニホン ノ コッカ ケイセイ ト トウブ ユーラシア コウツウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
中野 高行/著
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著者名ヨミ |
ナカノ タカユキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
八木書店出版部
八木書店(発売)
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出版年月 |
2023.12 |
本体価格 |
¥9000 |
ISBN |
978-4-8406-2269-1 |
ISBN |
4-8406-2269-1 |
数量 |
11,363,12p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.3
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件名 |
日本-歴史-古代
日本-対外関係-アジア(東部)-歴史
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内容紹介 |
東部ユーラシアにおける<交通>のなかで日本の古代国家はいかに形成されたのか。継体天皇の即位、白村江の戦い、高麗郡建郡、遣唐使の派遣、渤海との外交などを<交通>の視点から再検証し、日本古代国家形成史を描く。 |
著者紹介 |
東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得中退、博士(歴史学)。日本古代外交制度史専攻。大東文化大学非常勤講師。著書に「日本古代の外交制度史」など。 |
目次タイトル |
序章 問題の所在 |
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一 古代国家形成と<交通> 二 石母田正の「交通」 三 妹尾達彦氏のグローバル・ヒストリー 四 ブローデル 五 本書の構成 |
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第一章 五・六世紀の国際関係像 |
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一 分析の対象・内容と視点 二 五世紀に相当する『日本書紀』の外交記事1 三 五世紀に相当する『日本書紀』の外交記事2 四 六世紀に相当する『日本書紀』の外交記事 五 『古事記』の外交記事 六 結語 |
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付論1 渡来系移住民 |
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一 帰化人と渡来人 二 五世紀の渡来系移住民 三 六世紀の渡来系移住民 四 七世紀の渡来系移住民 五 八・九世紀の渡来系移住民 |
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第二章 継体天皇と琵琶湖-淀川水系 |
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問題の所在 一 継体天皇関連遺跡 二 継体天皇の血縁関係 三 継体天皇の三宮と淀川水系の港津 四 琵琶湖-淀川水系流域の諸氏族 結語 |
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第三章 日本海沿岸諸地域と新羅・加耶 |
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問題の所在 一 古代日朝をめぐる伝説 二 古代日本海域の交易の実相 結語 |
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第四章 天智朝創建寺院と正史 |
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問題の所在 一 朱鳥元年の「五寺」と大宝年間「四大寺」の創建記事 二 天智朝の寺院建設記事の特徴 三 法隆寺西院伽藍の創建と上宮王家所有の名代 四 舒明-天智系寺院の伽藍配置 結語 |
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第五章 唐・新羅戦争前後の新羅と倭国 |
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問題の所在 一「白村江の戦い」前後の倭国 二 百済滅亡後の新羅 三 「唐・新羅戦争」後の新羅 四 「白村江の戦い」後の倭国 結語 |
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第六章 高麗郡建郡の背景 |
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問題の所在 一 高麗郡関係史料と高麗王若光 二 建郡前後の高麗郡 三 高麗郡建郡と新羅郡建郡 四 高麗郡・新羅郡の建郡と武蔵守・入間郡領 五 朝鮮系三郡と仏教 結語 |
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付論2 『令集解』の注釈書 |
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一 問題の所在 二 『古記』について 三 『令釈』について 四 『跡記』について 五 『穴記』について 六 『讃記』について 七 『朱記』について 八 『令集解』注釈書をめぐる論争の特徴と今後の課題 |
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第七章 承和度遣唐使発遣と遣新羅使紀三津 |
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問題の所在 一 承和度の遣唐使出国までの経緯 二 遣新羅使紀三津の帰朝記事 三 執事省牒の諸問題 四 小野篁と『続日本後紀』編者の春澄善縄の関係 結語 |
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第八章 渤海国王宛慰労詔書の<斗牛> |
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問題の所在 一 <斗牛>についての辞典類の説明 二 「北斗七星」「牽牛星」「斗宿」「牛宿」 三 「禰軍墓誌」の「牛斗」の検討 四 蘇軾「前赤壁賦」に対する解釈 結語 |
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付論3 高校における朝鮮史教育の展望 |
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一 問題の所在 二 新学習指導要領における歴史系科目 三 朝鮮史教育の可能性 四 朝鮮史研究と朝鮮史教育 五 教育現場のトレンド 六 総括と若干の補足 |
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終章 総括 |
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一 問題の所在 二 各章の結論と課題 三 日本古代の都城と王都(ミヤコ) |