タイトルコード |
1000100962646 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
旧植民地を記憶する |
書名ヨミ |
キュウショクミンチ オ キオク スル |
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フランス政府による<アルジェリアの記憶>の承認をめぐる政治 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
大嶋 えり子/著
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著者名ヨミ |
オオシマ エリコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉田書店
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出版年月 |
2022.2 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-910590-01-1 |
ISBN |
4-910590-01-1 |
数量 |
4,259p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
319.350433
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件名 |
フランス-対外関係-アルジェリア-歴史
植民地-歴史
移民・植民-歴史
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注記 |
文献:p239〜249 |
内容紹介 |
アルジェリアは1830年からフランスの支配下にあり、独立戦争は両国の間に多くの傷を残した。フランスにおけるアルジェリアの植民地支配および独立戦争に関する記憶を、国家としてどう扱っているのか検討する。 |
著者紹介 |
1984年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。博士(政治学)。金城学院大学国際情報学部講師。専門はフランス政治、国際関係論。著書に「ピエ・ノワール列伝」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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第1節 政治と和解における記憶 第2節 フランスとアルジェリア 第3節 記憶をめぐる研究 第4節 承認,および植民地支配に伴う暴力 第5節 議論の進め方と資料 第6節 責任と記憶の承認 第7節 本書の構成 |
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第1章 戦後における記憶の承認 |
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第1節 ホロコーストの記憶 第2節 植民地支配と奴隷貿易・奴隷制の記憶 第3節 フランスにおける<アルジェリアの記憶> 第4節 小括 |
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第2章 移民統合と国民的結合 |
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第1節 移民の問題視から移民統合および国民的結合へ 第2節 平等原則と政策 第3節 国民的結合と移民統合を促進するための記憶の承認 第4節 小括 |
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第3章 国民的結合を促進する記憶の承認 |
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第1節 アルジェリア戦争法と帰還者法 第2節 アルジェリア人とハルキの記憶 第3節 植民地支配と独立戦争におけるフランスの責任 第4節 フランスとアルジェリアの和解 第5節 フランスにおける国民的結合 第6節 小括 |
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第4章 移民統合を促進する記憶の承認 |
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第1節 移民の歴史を紹介するプロジェクト 第2節 ポルトドレ宮と植民地支配の関係 第3節 国立移民歴史館に見る<アルジェリアの記憶> 第4節 小括 |
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第5章 承認要請を行う共同体の様態と公的機関による対応 |
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第1節 呼称と法制度 第2節 アルジェリア在住フランス人資料センターの概要 第3節 アルジェリアニストの会 第4節 資料センターの常設展に見る植民地支配の肯定と「アルジェリア在住フランス人」の被害者性 第5節 ペルピニャン市と引揚者 第6節 異なる記憶の承認を要請する運動としての資料センター設立反対運動 第7節 小括 |
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補章 マクロン政権とアルジェリア |
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第1節 シラクからオランドまで 第2節 「人道に対する罪」発言 第3節 オーダン事件の公文書開示 第4節 ストラ報告書 第5節 フランス政治におけるマクロンの政治的立場と植民地の過去の問題 |
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終章 |
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第1節 <アルジェリアの記憶>をめぐる仮説と結論 第2節 記憶の公的承認が浮き彫りにするフランス政治 第3節 責任と和解 第4節 反悔悛言説に抗する 第5節 フランスとアルジェリアの問題を超えて |