タイトルコード |
1000100466869 |
書誌種別 |
図書(児童) |
書名 |
方言萌え!? |
書名ヨミ |
ホウゲンモエ |
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ヴァーチャル方言を読み解く |
叢書名 |
岩波ジュニア新書
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叢書番号 |
845 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
田中 ゆかり/著
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著者名ヨミ |
タナカ ユカリ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
岩波書店
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出版年月 |
2016.12 |
本体価格 |
¥880 |
ISBN |
978-4-00-500845-2 |
ISBN |
4-00-500845-2 |
数量 |
16,205,14p |
大きさ |
18cm |
分類記号 |
818
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件名 |
日本語-方言
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学習件名 |
方言 |
注記 |
もう少し詳しく知りたい人のために:p203〜205 |
内容紹介 |
方言を演出的ツールとして用いることがSNSやゲームを始め巷で流行中! そんな「ヴァーチャル方言」は、「リアル方言」にも影響を与えている。その関係をつぶさに観察し、日本語や日本社会の新たな断面を浮き彫りにする。 |
著者紹介 |
1964年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。日本大学文理学部教授。専門は日本語学。著書に「「方言コスプレ」の時代」など。 |
目次タイトル |
はじめに-ヴァーチャル方言って何だろう? |
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「方言」はコンプレックスから価値あるものへ/「リアル方言」と「ヴァーチャル方言」/「土地」から解き放たれるヴァーチャル方言/首都圏人の残念感/リアルとヴァーチャルの往還/ヴァーチャル方言研究の意義 |
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1章 そもそも「方言」って何だろう? |
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「方言」の価値をたどる意義とその方法/「方言」とは何か?/「方言」と「標準語」「共通語」/日本語の方言はいくつあるのか? |
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2章 「方言」がカワイイに至るまで |
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「標準語政策」と「方言」-明治期から戦前まで/高度経済成長期と「方言コンプレックス」/ゆらぐ中央集権・東京一極集中的発想/「方言プレスティージ」の時代の幕開け-「地方の時代」「個性の時代」へ |
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3章 「方言」に価値を見出す時代 |
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飛躍的に高まる「方言」への関心/「方言」活用の多様化と「沖縄方言」への注目-九〇年代から二〇〇〇年代/「方言萌え」の時代-二〇〇〇年代から二〇一〇年代/「危機言語」としての「方言」/「方言」疲れ? |
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4章 「方言」と「打ちことば」は相性がいい! |
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キブンを盛り込む手段としての「方言」/話すように打ちたい!の夜明け前/ネット時代における「打ちことば」と「方言」/土地との結びつきから解き放たれた「方言」の登場と定着 |
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5章 「打ちことば」における「方言」の使われ方 |
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ブログ調査の方法/ブログの「方言」の属性差は必ずしもリアルを反映しない/三つの用法の具体例とその特徴 |
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6章 ヴァーチャル方言と方言ステレオタイプ |
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二つの全国意識調査から見る「方言ステレオタイプ」/「関西」「東北」「九州」はイメージとの結びつきが強い/露出度の高い「方言」は「方言ステレオタイプ」が強い |
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7章 テレビドラマとヴァーチャル方言 |
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方言ステレオタイプはテレビドラマで作られる/NHKの朝ドラと大河ドラマの影響力は絶大/朝ドラと大河ドラマで「方言」はどう使われたのか |
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8章 ドラマにみる「方言」の変遷 |
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かつては龍馬も共通語キャラだった/「脱方言」「なんちゃって方言」から「本格方言」「方言コスプレ」へ/「方言指導」と「ドラマ方言」/「沖縄方言ドラマ」の水準を変えた『ちゅらさん』/「方言指導」の細分化と「リアルさ追求方言ドラマ」/龍馬型方言ヒロインと「方言コスプレドラマ」の登場/テレビドラマは、リアルとヴァーチャルの往還装置 |
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9章 リアルとヴァーチャルの往還が開く新しい扉 |
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「方言ステレオタイプ」が内包する問題/新しい「九州弁マンガ」の登場とその背景/リアル方言の変化がヴァーチャル方言を変える/ヴァーチャル方言がリアルを変える/新しい扉は常に開かれる |
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おわりに |
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もう少し詳しく知りたい人のために |
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先行研究から引用した本文中の図表の出典一覧 |
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付表1・2 |