タイトルコード |
1000100386825 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
<獄中>の文学史 |
書名ヨミ |
ゴクチュウ ノ ブンガクシ |
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夢想する近代日本文学 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
副田 賢二/著
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著者名ヨミ |
ソエダ ケンジ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
笠間書院
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出版年月 |
2016.5 |
本体価格 |
¥2200 |
ISBN |
978-4-305-70806-9 |
ISBN |
4-305-70806-9 |
数量 |
407,17,11p |
大きさ |
19cm |
分類記号 |
910.26
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件名 |
日本文学-歴史-近代
囚人
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注記 |
<獄中>言説年表:巻末p1〜17 |
内容紹介 |
獄中者の生活や心理等を叙述した「<獄中>言説」と、それが生み出す監獄内の主体像や空間のイメージ「<獄中>表象」。そのダイナミックな営みの歴史的記憶を明治期からたどり、近代日本の「文学」概念との相関性を考察する。 |
著者紹介 |
1969年佐賀県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。防衛大学校人文社会科学群人間文化学科准教授。 |
目次タイトル |
序論 <獄中>と文学的想像力 |
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なぜ<獄中>なのか 監獄制度と「近代」 本書での「<獄中>言説」「<獄中>表象」 「書くこと」の想像力と歴史的に結びつく<獄中> 近代日本の<獄中>表象の展開 近代日本文学の<獄中>表象の特異性とは何か 普遍的イメージ空間としての<獄中>をどう捉えるか 本書での<獄中>言説のカテゴリーを定義する |
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第一章 明治期 |
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1 <獄中>言説の定義とその表象の系譜 2 近代監獄制度の成立と浮上する<獄中>言説 3 北村透谷の「牢獄」 4 「社会主義者」たちによる<獄中>言説の構造化 |
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第二章 大正期1 |
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1 「大正的」言説の構造的特性をめぐって 2 メディア空間としての『中央公論』 3 松崎天民の流通と終焉 4 大杉栄『獄中記』の誕生 5 <獄中>の想像力のゆくえ |
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第三章 大正期2 |
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1 近代出版メディアと山中峯太郎(一) 2 近代出版メディアと山中峯太郎(二) 3 <獄中>に投影される内的変革のドラマ 4 ジャンル化される<獄中>言説/制度化される想像力 |
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第四章 大正期3〜昭和期1 |
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1 プロレタリア文学の<獄中>と「闘争」をめぐる表象 2 芥川龍之介と「獄中の俳人」和田久太郎 3 暴力性のゆくえと治安維持法 4 『新青年』における<獄中>表象の消費 |
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第五章 昭和期2 |
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1 昭和初期の<獄中>言説 2 <獄中>文学者・林房雄(一) 3 <獄中>文学者・林房雄(二) 4 「歴史」と「文学」の接合と<獄中>表象 5 空白としての「言葉」の消費 |
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第六章 昭和期3〜平成期 |
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1 敗戦後の<獄中>表象をめぐる転換と連続 2 他者性と実存の空間 3 政治性からの分離と「塀の中」のトピックス消費 4 見沢知廉における<獄中>者の系譜とその断絶 |
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終章 <獄中>の想像力と「文学」のゆくえ |
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「監獄法」の終焉と<獄中>言説の歴史性 後藤慶二と中野重治の「監獄」 「文学」のゆくえと<獄中>の想像力 現代日本の文化消費における<獄中> |