食育とは、生きる上での基本である「食」に関する知識と選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間を育てることです。 毎年6月は、食育月間です。全国の学校や関連団体で様々な催しが実施されています。
千葉県では、11月も食育月間!?千葉県では、6月の食育月間に加えて、11月を千葉県のゆたかな実りを実感できる「ちばを食べよう!ちばの食育月間」として、様々な取組を行っています。 このページでは、千葉県になじみ深い食材・食品に注目し、「食」について理解を深めるための図書や絵本の紹介をはじめ、関係機関・団体が作成したウェブサイトへのリンクをまとめています。
西部図書館の資料展示「食育月間」では、「食育」に関する図書や絵本の展示を行っています(令和4年6月・7月館内展示)。詳しくはこちらから
法律・計画・施策、千葉県の食の情報について詳しく知りたい方はこちらのサイトも御覧ください。
文部科学省「学校における食育の推進・学校給食の充実」のページはこちらから
農林水産省「食育の推進」のページはこちらから
千葉県農林水産部安全農業推進課食育推進班「ちばの食育」のページはこちらから
千葉県農林水産部流通販売課販売・輸出促進室「教えてちばの恵み」のページこちらから
公益社団法人千葉県観光物産協会公式ホームページ「まるごとe!ちば」の「五感で味わう千葉グルメ」こちらから
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県立図書館公式Twitterでも情報発信中です。ぜひご覧ください。 県立図書館ホームページからも見られます。 ⇒https://twitter.com/chibaken_lib |
カテゴリー
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1.米穀(べいこく)
千葉県は米の生産量全国8位の米どころです。新しい品種の開発も行っており、2020年には「粒すけ」(つぶすけ)が登場しまいしました。 お祝いの席で食べられる太巻きや、お米を使った加工品の代表せんべいも有名です。
【千葉県のお米の情報】
「サイト名」 | 提供者 |
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千葉県 総合企画部報道広報課千葉の魅力発信戦略室 | |
千葉県発の品種「粒すけ」や、県内ブランド米と産地、お米のイメージキャラクターなどを紹介。炊飯器、土鍋、フライパンを使ったご飯の炊き方もわかります。 |
太巻き (ふとまき)
【図書・絵本】
書 影 | 書名・出版情報 | 所蔵情報 |
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母と子の楽しい太巻き祭りずし作り方教室 全40作品私にもできる手順の本
龍崎英子著 東京書店 2009年 |
中央 J596/リエ |
千葉県内には太巻きでおもてなしをする地域があります。太巻きの断面は、花柄、文字、レッサーパンダの風太君などの動物の顔、こった細工もされています。 具材の作り方から巻き方まで、写真が豊富で詳しくわかります。 |
【インターネットの情報】
「サイト名」 | 提供者 |
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千葉県 総合企画部報道広報課放送・インターネット班 | |
広報番組「ウィークリー千葉県」の特集「ちばの郷土料理 太巻き寿司」(令和元年9月14日放送)が、県の動画サイトで楽しめます。とんぼの太巻きの作り方が動画でわかります。 | |
Web Japan | |
外務省のウェブマガジン「にぽにか」№23では、房総の伝統巻き寿司「花寿司」を紹介。日本語を含む複数の言語で読めます。 |
煎餅 (せんべい)
【図書・絵本】
書 影 | 書名・出版情報 | 所蔵情報 |
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野田市郷土博物館編 野田市郷土博物館 2011年 |
西部 C588/8 |
『野田の煎餅』(野田市郷土博物館)は醤油の町・野田の名物煎餅に迫った一冊。 煎餅の歴史や製法のほか、野田煎餅の来た道(街道説と河川説が考えられるそう)、煎餅屋さんの聞き書きなど、煎餅愛溢れる一冊です。 |
2.肉類 (にくるい)
千葉県は畜産や酪農も盛んで、畜産産出額は全国第5位です。特に豚は、年間100万頭を生産・出荷しています。また、日本酪農発祥の地や、日本のソーセージ発祥の地でもあります。
【千葉県の畜産情報】
「サイト名」 | 提供者 |
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千葉県 農林水産部畜産課企画経営室 | |
千葉県の畜産に関する統計のページです。 |
豚肉 (ぶたにく)
【図書・絵本】
書 影 | 書名・出版情報 | 所蔵情報 |
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飼い喰い
内澤 旬子著 岩波書店 2012年 |
東部 C645/7 |
文字通り、旭市で3頭の子豚と暮らし、飼育して食べるまでのルポ。ほんとうに細部まで取材して書かれており、苦労話も軽妙な文章で楽しく読ませます。オススメです。(県立図書館もちょっぴり出てきます。) 文庫版はこちらです。 |
【インターネットの情報】
「サイト名」 | 提供者 |
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千葉県 総合企画部報道広報課千葉の魅力発信戦略室 | |
千葉県の豚は「チバザポーク」と呼んでいます。現在、22銘柄あり、このサイトでは7銘柄の生産者と豚肉の加工品などを紹介しています。 | |
千葉県 農林水産部流通販売課販売・輸出促進室 | |
千葉県の養豚の歴史や、品種の紹介、美味しい豚肉の選び方や保存方法、レシピを紹介しています。 |
ソーセージ (そーせーじ)
【図書・絵本】
書 影 | 書名・出版情報 | 所蔵情報 |
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ドイツ兵士の見たニッポン 習志野俘虜収容所1915~1920
習志野市教育委員会編 丸善 2001年 |
東部 21069/16 |
日本のソーセージは実は千葉県発祥!今から約100年前、習志野俘虜収容所に収容されていたドイツ兵から製法を学び、農商務省を通じて食肉加工業者へと伝えられました。習志野ソーセージは地域ブランドにもなっています。習志野俘虜収容所については『ドイツ兵士の見たニッポン 習志野俘虜収容所1915~1920』(習志野市教育委員会編 2001 丸善)もどうそ。オーケストラやスポーツを楽しむ日常や地元住民との交流等の描写をはじめ、スペイン風邪の流行時の記録も。兵士たちの日記も収録されています。 |
ジビエ
ジビエとは、狩猟で得た野生鳥獣の肉のことです。脂質が少なく、高タンパク質でヘルシーだとされています。千葉県では、県内で捕獲されたイノシシやシカの肉を「房総ジビエ」と呼んで、フェアを開催するなど、消費拡大に取り組んでいます。
【千葉県のジビエ情報】
「サイト名」 | 提供者 |
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千葉県 農林水産部流通販売課販売・輸出促進室 | |
「房総ジビエ」に関する紹介冊子のダウンロードやフェア情報、レシピ集のほか、ジビエ料理を提供する飲食店やジビエの販売店情報へのリンクがあります。 |
【図書・絵本】
書 影 | 書名・出版情報 | 所蔵情報 |
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料理人のためのジビエガイド 上手な選び方と加工・料理
神谷 英生著 柴田書店 2014年 |
東部 59633/7 |
ジビエ料理に興味のある方は本書をどうぞ。下ごしらえや調理方法がわかります。狩猟期間や流通の過程、禁漁種についての情報もあります。 | ||
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料理物語
続群書類従第十九輯下所収 塙 保己一編纂 柴田書店 2014年 |
西部 0810/12/19-3 |
江戸時代初期の料理本です。ジビエ関係では「鳥」と「獣」でしょうか。種類や調理メニューは多くありませんが、カワウソまで食べてことには驚きです。解説本『料理物語 詳解』(山下 茂解説 多田食味研究所出版局 1975年)もあります。 |
3.魚介類 (ぎょかいるい)
漁業・養殖業の総生産量は、全国で10位の生産量です。千葉県では、「千葉ブランド水産物認定制度」を創設し、千葉のさかなの消費拡大及びイメージアップのためのPRや観光立県千葉の推進を目指しています。また、県内には全国に4カ所しかない小型捕鯨基地のひとつがあり、捕鯨とその食文化を伝えています。
【千葉県の水産情報】
「サイト名」 | 提供者 |
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千葉県 農林水産部水産課企画指導室 | |
千葉県の水産業に関する統計のページです。漁業・養殖業、加工生産品、漁業従事者・経営体、漁船数の統計情報が見られます。千葉県の水産ハンドブックも掲載しています。 | 千葉県 農林水産部水産課流通加工班 |
千葉県の水産加工品についての豆知識や料理レシピ、千葉の魚を食べることができる場所や販売店の情報、「千葉ブランド水産物認定制度」に関するは情報をまとめています。 |
鯨肉 (くじらにく/げいにく)
貴重な食料であるとともに、鯨の体は素材として生活道具などにも活用され、残った骨や皮なども肥料に加工されて余すことなく使われていました。現在、小型沿岸捕鯨の基地は全国で4カ所あり、そのひとつが千葉県の和田浦です。
【図書・絵本】
書 影 | 書名・出版情報 | 所蔵情報 |
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鯨のタレ 伝統食文化と房総の漁師たち
山口 栄彦著 多摩川新聞社 1999年 |
西部 C3843/1 |
「くじらのたれ」はくじら肉をタレに漬け込んで干した南房総の郷土料理です。山口栄彦著『鯨のタレ』(多摩川新聞社 1999)は、鯨の解体・加工から販売まで、房総の海と漁師町の世界をたっぷり味わえる一冊です。 | ||
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The鯨 懐かしくて新しいクジラ料理の決定版
日本鯨類研究所 2021年 |
西部 5963/22 |
鯨肉のレシピ集です。部位の説明、下処理の仕方など、写真入りでよくわかります。今風の料理や海外のレシピも掲載があり、給食で竜田揚げを食べた世代の方にもオススメです。捕鯨の町や、専門店の紹介もあります。 |
【インターネットの情報】
「サイト名」 | 提供者 |
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農林水産省 食料産業局海外市場開拓・食文化課食文化室 | |
農林水産省の「うちの郷土料理」は、ユネスコ無形文化遺産にも登録された和食を次世代に継承していくことを目的に開設されました。くじらのたれ以外にもたくさんの郷土料理が登録されています。歴史やレシピも載っていますよ。 |
鮑 (あわび)
【図書・絵本】
書 影 | 書名・出版情報 | 所蔵情報 |
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太平洋にかかる橋
南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム [2005]年 |
東部 C664/15/ |
今から100年以上前に、南房総から渡米しアワビ事業を立ち上げた小谷兄弟をご存じですか? アワビがむすぶ南房総・モントレー民間交流史『太平洋にかかる橋』〔2005〕は日米10年間にわたる共同研究の成果です。 房総アワビ移民研究所(https://awa-ecom.jp/awabi/)では、いまも調査研究を進めています。 |
4.野菜 (やさい)
千葉県の野菜産出額で全国第3位です。落花生、ねぎ、かぶなど全国生産第1位の野菜もいろいろあります。特に落花生は栽培の歴史も古く、新品種の開発にも取り組んでいます。
「サイト名」 | 提供者 |
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農林水産部流通販売課販売・輸出促進室 | |
県内で生産されている主立った野菜28種類の情報を集めたリンク集です。主な産地、品種の紹介や、おいしい野菜の見分け方、保存の方法、レシピなどの情報が掲載されています。 |
落花生 (らっかせい)・ピーナッツ
千葉県における落花生の栽培の歴史は古く、明治10年、初代千葉県令・柴原和(しばはら やわら)により県内での栽培の奨励が行われました。現在では全国生産の8割近くを占めています(平成29年産)。千葉県発の品種も多く、県を代表する作物です。
【図書・絵本】
書 影 | 書名・出版情報 | 所蔵情報 |
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まるごとちばの落花生 WE♥PEANUTS
千葉県農林水産部生産振興課 [2018]年 |
西部 C626/7 |
国産シェア8割を占める千葉県の落花生。現在は主に5種類が生産されています。『まるごとちばの落花生 WE♥PEANUTS』では10年ぶりに現れた新種「Qなっつ」の紹介も。 | ||
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育てよう!食べよう!野菜づくりの本 2 大豆・落花生・さやいんげん
小菅知三監修 ポプラ社 2003年 |
中央 J626/コト/2 |
落花生(ピーナッツ)の花は地上で咲いて、実は地下に成ります。不思議ですよね。育ててみたい方は、まず本書をごらんください。育て方や観察のポイントがわかります。 | ||
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落花生
前田和美著 法政大学出版局 2011年 |
中央 6263/1 |
「第8章 日本における落花生の歴史と文化」には、明治時代に千葉県での落花生生産や販売流通に功績のあった牧野万右衛門、金谷総蔵、石丸複次郎についてをまとめています。 | ||
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ピーナッツバターの本
HAPPY NUTS DAY著 誠文堂新光社 2016年 |
東部 C596/37 |
九十九里発のピーナッツバターブランドHAPPY NUTS DAYによる『ピーナッツバターの本』。家でピーナッツバターを作る方法から始まり、食のプロやインスタグラマー達の料理レシピも充実しています。 |
【インターネットの情報】
「サイト名」 | 提供者 |
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千葉県 農林水産部流通販売課販売・輸出促進室 | |
千葉県内における落花生の歴史や、生産統計、千葉県発の品種「おおまさり」や「Qなっつ」などの情報があります。 | |
一般社団法人 全国落花生協会 | |
落花生「落花生を楽しもう!」には、落花生の栽培方法や、落花生を使ったレシピが詳しく掲載されていますので、お試しください。 |
5.果物 (くだもの)
千葉県は温暖な気候を利用して多くの種類の果物を生産しています。梨は、江戸時代から生産が盛んで、松戸市は「20世紀梨」の原木発見の地でもあります。 また、平成27年に登録された「チーバベリー」(いちごの品種)など、千葉県発の栽培品種の開発にも取り組んできました。
「サイト名」 | 提供者 |
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農林水産部流通販売課販売・輸出促進室 | |
県内で生産されている主立った果物13種類の情報を集めたリンク集です。品種の紹介や、栽培の歴史、統計情報が掲載されているものもあります。 | |
公益社団法人 千葉県観光物産協会 | |
県内の果物狩りができる農園やアクティビティなど、行楽や観光に関する情報をエリア別に探すことができます。 |
梨 (ナシ)
【図書・絵本】
書 影 | 書名・出版情報 | 所蔵情報 |
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さわむらゆたか編 農山漁村文化協会 2006年 |
中央 J625/ナシ |
ナシ(梨)はユーラシア大陸に広く分布し、日本でも古代から食べられていました。『ナシの絵本』(農文協)は「そだててあそぼう」シリーズの一冊です。ナシの歴史や、栽培方法、「頬叩」(ほほたたき)など珍しい品種があることも紹介されています。 |
【トリビア】
テーマ | 写真 |
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梨(ナシ)の碑 台座には「二十世紀梨の原産地 松戸市の梨 松戸市長 宮間満寿雄書」と刻まれている。 |
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梨の代表的な品種のひとつ「二十世紀梨」は、明治21年に松戸覚之助少年が発見しました。ちゃんとした実が成るまでに10年かかったそうです。松戸市には、原木の地として梨を象ったモニュメントがあり、県立西部図書館から歩いて行けます。松戸覚之助のエピソードは、『農業者という生き方』(藤井久子著 ぺりかん社 2014年)のp132-137で読めます。 |
6.調味料 (ちょうみりょう)・酒類
醤油(しょうゆ)や味噌(みそ)などの、地域に根ざした調味料があります。特に醤油は生産量日本一で、現在では海外にも輸出されています。利根川や江戸川の水上交通による原材料や製品の大量輸送が可能であったことから、江戸時代から明治時代に生産が盛んになりました。 また、水に恵まれた地域では、日本酒の醸造も盛んです。
醤油 (しょうゆ)
【図書・絵本】
書 影 | 書名・出版情報 | 所蔵情報 |
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たちひろし編 農山漁村文化協会 2006年 |
中央 J588/タヒ |
ちょっと手間はかかりますが、醤油(しょうゆ)は家庭でもつくれます。醤油をしぼる前のもろみや、しぼり粕もおいしい料理に使えます。醤油の種類や醸造の歴史、科学的な解説のページもあって大人が読んでも「へぇー」と楽しめます。 | ||
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しょうゆ情報センター 2001年 |
東部 5886/11/1 |
千葉県ゆかりの作家・椎名誠氏や、発酵仮面こと小泉武夫氏などなど、文人、学者、著名人が語るしょうゆ話。 くすくす笑える体験談から学問的な話まで、こんなエッセイ集が作れるのもしょうゆの国ならでは?!2巻目もあります。 |
【インターネットの情報】
「サイト名」 | 提供者 |
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しょうゆ情報センター | |
醤油の醸造やおいしさのひみつ、醤油の歴史について学べます。 全国の醸造所が検索でき、醤油に関する統計情報の掲載もあります。 |
味醂 (みりん)
【図書・絵本】
書 影 | 書名・出版情報 | 所蔵情報 |
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青木 更吉著 崙書房出版 2009年 |
西部 C232/H05-23/ |
千葉県はみりんの生産量35741klで全国1位です(「令和元年度酒税関係総括表」)。流山市は白みりん発祥の地です。『みりんの香る街』(青木更吉著)は、地元流山の崙書房から刊行され、流山の歴史の一端にふれることができる本です。 |
【インターネットの情報】
「サイト名」 | 提供者 |
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千葉県 教育振興部文化財課指定文化財班 | |
千葉県内で醤油や味醂(みりん)の生産が盛んになった背景には、原材料や製品を運ぶ上で利根川の水運が重要な役割を果たしていたことを解説するページです。 |
7.その他
食と文化
【インターネットの情報】
「サイト名」 | 提供者 |
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房総コンピューター株式会社 | |
南房総千倉の高家(たかべ)神社は日本唯一といわれる『料理の神様』を祀っています。 ここでの特殊神事【庖丁式】(動画)は必見です! |